食の安全が囁かれる昨今。
食卓に並ぶ食べ物は安全なのだろうか?
そう思われる方たくさん居るかと思います。
農産物で言えば、「農薬」気になりますよね?
一般的には農薬と聞くだけで危険!と思ってしまいますよね。
でも、農薬が無いとたくさんの作物は出来得ません。
そんな農薬について少しだけ紹介いたします。
まずは農薬を知ろう
「農薬」はなぜ使わなければいけないのでしょうか?
ここ日本においては、狭い国土の中で様々な作物が育てられています。
八女市でも特産品として、お茶、いちご、なし、ぶどう、みかん等々いろんな作物が育てられてます。
人間が食べても美味しいんだから、虫たちも好きなはずです。
食べないわけがない。うめぇんだもん、しょうがねぇ。
だから防虫剤や殺虫剤など使って虫が寄ってこないようにするわけです。
さらに、病気だって流行ります。
人間でもインフルエンザかかったら、病院いきますよね。
だから病気の原因になる菌をやっつける、殺菌剤も使うわけです。
こんなところが「農薬」を使う理由になります。
農薬が危険と思われているわけ
昔の農薬と今の農薬とを比べると、まず、「選択性」がずいぶん変わりました。選択性とは、防除したい生物のみに作用して、農薬が効かないでほしい人間や畜産動物などの、非標的生物には影響しないよう、その作用が標的を選択できることです。そうすると、人間にはまったく作用せず、ピンポイントで標的生物に作用する農薬となるわけです。
効率的に働く農薬であれば、少ない量でも効果があります。たとえば除草剤でいうと、1960年代であれば1ha当たりkg単位で撒くのが一般的だったのですが、今ではわずか数g~数十gで充分に効果を発揮するなど、高活性な農薬になっています(グラフ「高活性(低負荷型)農薬の開発」参照)。少ない量で済むので環境への負荷が減りますし、人間にもやさしい農薬だといえます。誤解していただきたくないのは、少ない量で効くこととは、非常に強力になり危険になったということではなく、人間以外の標的生物のみに選択的に効き、むしろ安全性が向上したということです。
昔のイメージだと、やたらめったら農薬を散布して根こそぎ駆逐!みたいな感じだったのですかね。今では研究が進み、人体や自然に影響があまり無いものを開発されたりなど日進月歩の成長を遂げております。(てか味の素さんのサイトすげぇ。)
農薬の最新事情
出典:OPTiMプレスリリース
ITの会社が農業に参入!?と話題になったOPTiMさん。
栽培期間中、ドローンを使い田んぼを画像分析し、虫が発生しているところにだけ、ドローンで農薬散布するという代物。どれだけコストかかってるか分かりませんが、、最新技術を使えばこのように農薬をごく少量でOKなことが現実になっています。単純にスゴィ。
農薬に対する見解
農薬は用法用量を守って正しく使われて、農産物は作られ、各団体で自主的に残留農薬検査を行なっていたりしています。使わないことに越したことは無いんですが、使わないと虫たちに食べられてしまいます。そうすると農家さんは売る品物が無くなります。生活出来ません。だから少しだけお薬を使うのです。でもなるべく使いたくない。・・・
この話については、色々と思いがあり、断言は避けます。
必要だから薬があって、それを使うのも制約の中で自由、使わないのも自由。
と、話を締めさせていただきます。
今回も最後までご覧いただいてありがとうございます!
アイキャッチ画像出典:いらすと屋 様