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青汁市場の現在と未来!【teaタイムズ3月13日号】

巷にはいろんな健康食品がありますね。

その中でも代表格といえば”青汁”

昔CMで「まずい!もう一杯!」という有名なフレーズで一躍人気商品になりました。

(若い子はこのCMしらねぇんだろうなぁ^^;)

昔はケールを搾汁したものを青汁の主原料として広く使われていましたが、

いかんせんケールは美味しくない。まじで。

健康に良いんでしょうけど、飲み続けれないなどで、

いつしか大麦若葉が使われるようになり、

飲みやすさと現代の健康志向の波に乗り、

青汁市場は拡大を続けてきています。

さて、青汁市場はどのようになっているのでしょうか?

調べてみました。

青汁市場の現状とは?

出典:特集【青汁】 11年連続成長ならず、2%減の1,060億円

11年連続成長達成せず、、と。

破竹の勢いにも陰りが見えてきたということでしょうか。

成長が止まった原因として、

  • インバウンド需要の低下
  • ネット事業者の行政処分による影響

が挙げられてますね。

中国の観光客さんは山本漢方の青汁爆買いしてたのは知ってまして、

主にSNSなどのネット情報で

安くて品質が良い!みたいなとこが受けて

ガンガン売れていた。との噂です(確定ソース探しきれず)

あと行政処分って青汁王子のことですかね。

120億売上とかすごい、影響は大きいでしょう(売上全部青汁ではないけど)

はてさて、これから青汁市場どうなっていってしまうのか?

青汁市場の今後は?

青汁市場は、2016年実績が約1050億円で、2012年比30%増と大きく伸長した(伊藤園調べ、小売価格ベース)。その内訳を見ると、性状別では「粉末タイプ」が約870億円(同24%増)、「飲料タイプ」が約110億円(同177%増)、「フローズン他」が約70億円(同2%減)。また、業態別では「通信販売」が約690億円(同31%増)、「店売り」が約300億円(同68%増)、「その他」が約60億円(同42%減)となった。「飲料タイプ」と「店売り業態」が特に好調であることがうかがえる。

出典:青汁市場が拡大中、飲料と手売り業態が特に好調 伊藤園調査

2016年実績と少し情報がずれますが、、

大方の傾向で分析してみます!

まず、青汁のジャンルとして

  • 粉末タイプ:82%
  • 飲料タイプ:11%
  • フローズン他:7%

粉末多いですね!お店でよく見かけるだけあります。

販売形態として

  • 通信販売:70%
  • 店売り:30%
  • その他は無視します

通信販売強い!店でパッと買うより、

じっくりと情報を見て買ってもらう流れが大きいですね。

新しいジャンル!飲料タイプ青汁

伸長率については飲料タイプはベラボーに高い。

今後は伊藤園の青汁みたいな飲料にシフトしていくのかなぁとも思える数字ですが、

飲料はいかんせんハードルが高い。

製造ロットが大きいことと賞味期限が短いため、

数量をさばける大手でしか商品開発できないんじゃないかと。

逆に言うと、大手はチャンスじゃないですか?

ペットボトル飲料が頭打ちの中、この伸長率やばすぎでしょ。

製造に関して制約などがあるかもしれませんが、、

チャレンジの価値アリではないかと思いました。

中小企業の青汁市場戦略はどう出る?

じゃぁ中小企業が青汁市場に飛び込むとして、

どういった戦略ができるのか?少し考えてみました。

1)消費意欲は減っていない?

2018年度の結果は成長ならずでしたが、減った原因としては

「中国政府のEC規制」「ネット通販業者の業務縮小」の2つです。

これは、めっちゃ製造したけど、お客様が買ってくれない!ではなく、

売りたいけど、買うまでにハードルが出来てしまった。と捉えませんでしょうか。

健康志向は続くと思います、需要はまだまだあると思います。

2)粉体+企業特色or地域特色

青汁を中小企業が行うとすればやはり粉体が手頃です!

製造ロットも限れますし、何より賞味期限が飲料より長い。

ただ、青汁市場はある程度成熟しているので、単に青汁で出しても結果は見えています。

青汁に何か一つ価値を加えてみてはどうでしょうか。

  • 御社の特色であるものを入れてみる
  • または地域の特産品を入れてみる
  • 青汁としてではなく健康素材として食品に混ぜてみる

などなど差別化を図っていく。

お客様の需要にリーチするまで何が必要なのかは

マーケティングしないといけませんが、やる価値はあると思います。

食品表示法の猶予期間終了のお知らせ

■食品表示法とは?

食品表示法は、それまであった「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」の3つの法律を一元化し、より分かりやすい食品表示制度を作るために施行された法律です。この新法に基づく表示への完全移行までの猶予期間は、2020年3月31日(生鮮食品は、2016年9月30日、加工食品[輸入品を除く]の原料原産地表示は2022年3月31日)です。また、所管は消費者庁となります。

出典:食品表示法の栄養成分表示義務化施行までの猶予期間

2022年3月31日までに原料原産地表示が義務化されます。

緑茶など指定されているものは原料産地表記必須なので記載されていますが、

大麦若葉は現在表示義務がありません。

これが時を経て義務化されます。

市場でどれだけ使われているかはわかりませんが、

青汁市場は中国産などの海外原料を使っているメーカーは必ず存在します。

(参考:国産青汁を探せ!原料の産地から見れる青汁商品の裏側と選び方とは

表記義務がないので伝えていないだけですが、

使用する理由は、

  • 供給量が安定しないため海外原料を使う
  • 海外産原料はコストが安い

の2点かと思います。

海外産原料については「心配」という方が少なからずおられるせいか、

積極表記がされてない現状、義務化となるとどう変化するでしょうか。

きっと国産の大麦若葉の需要は高まってくるのではないかと思います。

八女で作った大麦若葉

八女では大麦若葉の産地として積極的に生産を行なっております。

用途に応じた原料ご提案出来ます。是非ともご相談ください。

 

 

出典:アイキャッチ画像(イメージ):Image by marijana1 on Pixabay

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